先週は学校のテストやら何やらですっかり時間が経ってしまったけれど、
11月13日~15日の連休を利用して、オアハカへ旅行してきたお話。
オアハカって、初めて聞いたとき「オア墓」??って思ってしまった。
オアハカ州はD.F.から飛行機で1時間南へ下がったところにある州で
州都オアハカにある歴史地区とモンテ・アルバン遺跡は世界遺産にも登録されているのです。
メキシコ人と話していると「もうオアハカには行った?」とよく聞かれる。
オアハカは、メキシコ国内でも古くから栄えた都市で、今もなお先住民が多く住んでいたり
遺跡があったりするので、メキシコの魅力を存分に味わえる場所なのだ。
日本で言えば、京都みたいな感じかな。
さて、初日。
オアハカ空港から市内へは車で15分ぐらい。
タクシーを待っていると、いかにもメキシコ色の民族衣装のウイピルを着て
髪を三編みにしたおばさんたちが現れた。
「へぇーすごい!空港から雰囲気満点!」観光サービスの一環かと思ってたら、
普通に家族のお迎えに来ていた、地元のおばちゃんたちだった。
そうか。ここはまだこういう姿が日常なのね。
まずはホテルにチェックインして、午後3時発の『モンテ・アルバン遺跡ツアー』まで
周辺をブラブラしてみることにした。
宿泊先に選んだのは、『Camino Real Oaxaca』。
元修道院だったという建物はとても趣があり中庭がとても美しい!
立地も便利。ただし、部屋はかなりこじんまりしており石造りのため夜が寒い、、
朝食にいただいたワッフルは焼き加減が絶妙で人生ベスト3に入る美味しさ!
ホテルを出て数ブロック歩いただけで、私はこの街がとても好きになってしまった。
ピンクや水色や黄色の建物、遠くに見える教会。
なんていうのかな、この町の雰囲気が実に心地よく落ち着くのだ。
それは、サントドミンゴ教会の中に入ると更に強くなった!
豪華ながらド派手過ぎず、あたたかさがあるような、、、
今まで見た教会の中で一番感動したかも。本当にきれいだったな。
ちょうど結婚式が終わったばかりの新郎新婦がバージンロードを歩いて来て
それもまた印象深い光景として残っている。
受付係りの女の子たちが、ウイピルの衣装を着ていてかわいかった!
カメラを向けたら、ちょっと恥ずかしそうに、にっこり笑ってくれました。
今回の旅のバイブルは、『
FIGARO Japan Voyage メキシコ』。
カラフルな刺繍の表紙がいかにもメキシコっぽくて目をひいた雑誌なのです。
”メキシコ雑貨をめぐる7つの小さな町の物語”というのがテーマで
見ているだけでうっとり、メキシコっていいところだな~と思えてしまう。
2008年10月発売だったのだけど、今年手にいれようとAmazonで調べたら
中古品しかなかったのよね。しかも定価の倍近い値段で!!
それほど人気の雑誌だったのだろう。 手に入ってよかったよ。
さておき、お腹がすいたので、雑誌で紹介されていたカフェでランチを。
併設されている本屋さんでは、オアハカ関係の本や建築・アート・絵本・CDなどを
探すことができるのです。 私が探していたのは、『La sirena del desierto』という
タペテ(織物)でできた人魚のお話の絵本。店員さんに聞いたら、あった!
実際には、タペテで描かれた絵の写真の絵本なんだけどこれがめちゃかわいい~
スペイン語の辞書をひきながらちょっとずつ読もう。
『Libreria Granen Porrua』
http://www.libreriagp.com/
3時からは、『モンテ・アルバン遺跡』へ出発。
車で30分もかからないで到着した。
「紀元前500年前から建設が始まったこの遺跡は、中央アメリカ最古の遺跡だ。
マヤ文明が全盛期を迎える前に、中央アメリカでもっとも高度な文化的水準を残していた。」
と地球の歩き方には書いてあった。
こんな広大な遺跡、しかも山の頂上を平らにしてその上に立てられたピラミッド!
いったいどんだけの人力をかけて作られたんだ、、、
来る日も来る日も、山のふもとから石を運んで積んでいく作業、、
下々の者の重労働の末に完成されたんだよね。
でも、それから2千5百年たった今もなお自分たちの仕事が形として残っているなんて
彼らも本望であろう。
夜ごはんは、『La Olla』に行ってみた。
色々なガイド本で紹介されていたので。
一応予約していったのだけど、早く到着してしまったら1Fの席に通された。
他のお客さんは地元の人たちっぽい雰囲気。
ホルへーが注文したのは、オアハカ料理を何種類か盛ったディっシュで
オアハカチーズや、モーレ、チャプリネスなどなど盛りだくさん。
チャプリネスというのは、バッタ!!のことである。
まぁ、日本でもいなごとか食べるけどねぇ。どこの国でも虫系の食べ物ってあるんだな。
私はバッタと聞いただけで遠慮申し上げたけれど、ホルへーは美味しいと言って食べてた、、、。
私は、おすすめのグァチアンゴという魚のフィレを食べた。
さっぱりしていてなかなか美味!
『La Olla』
http://www.laolla.com.mx
このレストランの目の前にあるコーヒー屋さんもオーガニックの豆を使っていて美味!
それにしても、この日の夜は寒かった。
ホテルの部屋は暖房設備がなく、ベッドの中で膝抱えて寝たのだけど、
寝付いたら窓の目の前の通りを隔てた向かいにあるレストランでFiestaが始まり、
朝方まで、ナマバンドがずーーっと続いた、、、
せっかく低地に来てぐっすり眠れると思ったのに!
2日目の「さるさんツアー」へ続く。